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2017 F1 モナコGP決勝 メルセデスのいない表彰台。ベッテルが逆転優勝

F1モナコグランプリの決勝が行われ、フェラーリセバスチャン・ベッテルが優勝しました。

ライコネンが2位、リカルドが3位。

メルセデスのボッタスは4位でした。久々にメルセデスがいない表彰台に。

フェラーリとしては2001年以来のモナコ優勝

 

 

  

レースの鍵はオーバーカットとトラフィックでした。

 

ライコネンはポールスタートで第1スティントは先頭を走行していましたが、ボッタスのアンダーカットを恐れてピットイン。

これがフェラーリの戦略ミス(?)でした。

ライコネンもボッタスもトラフィックに捕まり、さらにスーパーソフトの熱入れに苦労。

つまり、アンダーカットできるようなタイヤではなかったというわけです。

 

その間に前がひらいたベッテルが驚異的な走りで2周ファステストラップ連発。

これにより、ベッテルはピットインして出ていく時にはライコネンの前にいました。

リカルドも同様に、オーバーカット戦略でボッタスの前に。

 

まあ色々あったレースでしたが、マクラーレンは2台ともリタイア。

今回は2台ともドライバーのミスによるクラッシュでした。

レース開始前にアメリカにいるアロンソから無線が届き、「俺の車の面倒見てくれよ」というアロンソに対して、「シートの中で小便してやる」と言っていたバトン。

バトンはピットレーンスタートで、一か八かで1周目にタイヤ交換。

これが完全に失敗。

ザウバーのウェーレインも同じ戦略で、バトンはウェーレインに抑えられてしまい、本来のペースより2秒も遅く走るはめに。

バトンはこれでフラストレーションがたまりに、ポルティエで無理矢理オーバーテイクしようとした際にウェーレインに接触。

ウェーレインの車がひっくりかえりました。

 

 

あれはウェーレインがかわいそうでしたし、バトンはペナルティもらってもおかしくない無茶でした。あの接触でバトンはフロントのサスペンションを壊してリタイアです。

パワーユニットの問題さえなければ、ペナルティなしで10番手からスタートしてもっと良い結果を出せていたのでしょう。つまりホンダパワーユニットの信頼性の低さが根本的な原因なんですよねこれ・・・

 

そしてこの際に出たセーフティカーで各車のタイヤが恐ろしく冷えてしまいます。

リカルドは1コーナーでガードレースにヒットするも、リタイアせずに済みました。

しかし、バンドーンはペレスにイン側に入られて、タイヤマーブルの上に。

さらにタイヤが冷えていることもあって、まったくグリップせずそのまま1コーナーのバリアに突っ込んでリタイア。

バンドーンはポイント圏内を走っていただけに痛すぎるミスでしたが、あの場面でペレスを抑えられたかと言われると・・・。

 

この他にもクビアトもペレスにぶつけられたり、ヒュルケンベルグはギアボックストラブルだったり、7台くらいリタイアしました。

 

今回、フェラーリが非常に速かったわけですが、それ以上にベッテルが強かった。

ライコネンを抜けないとわかると、タイヤを守る走りで、ライコネンがピットインした瞬間に爆発的なラップを叩き出しました。

その後スーパーソフトに変えても完全にベッテルの方がライコネンより速かったです。

 

メルセデスフェラーリに近いタイムは出せていましたが、やはりオーバーテイクできないので為す術なし。

 

レッドブルはさすがにモナコではエンジンパワーの差も影響が少ないので速かったです。アップデートもそれなりに効果はあったのか。

スーパーソフトになるとむしろリカルドの方がライコネンより速い感じでした。

 

ハミルトンは14番手スタートから7番手フィニッシュ。

傷を小さく抑えましたが、ベッテルとの差は25ポイント。

次戦カナダGPではメルセデスが有利そうなレイアウトではありますが、どうなるのでしょうか。