ロズベルグ「フェルスタッペンが現役最速」

2016年のF1チャンピオンで、今はユーチューバーになったニコ・ロズベルグが、フェルスタッペンが現役最速ドライバーだと語りました。

ロズベルグいわく、ハミルトンよりほんのちょっと上だということです。

ロズベルグは、フェルスタッペンは若い上にレースの経験がベテラン並に豊富という点でかなり優位だと言っています。

反応速度は若い方が良い一方で、20代前半だとレースの経験が不足しているのが普通です。

このため、通常はレーシングドライバーは30歳前後で実力のピークになります。それ以上歳を重ねると、今度は加齢による反応速度低下で経験をフルに活かせなくなる。

しかしフェルスタッペンは、20代前半なのにベテランのような経験値がある。この点が最速たる所以とのこと。

また、父親が元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンで、母親もカートのレースをやっていたことがあるという、遺伝的にもいわゆる「サラブレッド」であるということも速さに繋がっているとか。

そしてロズベルグが思うフェルスタッペンが速い理由として、圧倒的な「自信（セルフコンフィデンス）」も挙げています。

周りから何を言われようが精神的に動じない、自分の走りを貫く。そしてその中で問題点を修正していく。

限界まで攻めてクラッシュしても、圧倒的な自信があるおかげで、次も限界近くまでプッシュできる、それがフェルスタッペンの強さの秘訣とロズベルグは見ています。

ポールポジションが取れたことについては、ハンガリーGP時点のレッドブルの車が、フェルスタッペンの感覚に非常に合っているとロズベルグは見ているようですが、最速はまだメルセデスだと考えているそうです。