2019年のレギュレーション変更点の影響。
DRSの効果増大
リアウィングが大きくなり、なおかつDRSの開きが大きくなります。
これにより、DRS使用時と通常時の速度差がさらに大きくなります。
したがって、鈴鹿のような抜きにくいコースでも、ストレートでオーバーテイクが増えるかもしれません。
一方で、アゼルバイジャンや中国、イタリア、メキシコ等、ロングストレートがあるサーキットではいともたやすくオーバーテイクされる可能性があります。
タービュランスの低減
フロントウィングの簡素化やバージボード周りの規制など、後方乱気流の影響を減らす措置が取られました。
2018年より前の車に接近しやすくなります。
しかし、チーム側からはあまり変わらないのではないかという意見が出ています
搭載燃料の緩和
これまで105kgまで搭載できた燃料ですが、今年から110kgに変更されます。
これにより、リフトアンドコーストなど燃費走行を強いられることが減り、より積極的な走りが見られるようになります。
燃費が良いパワーユニットは、110kg満タンでなくともゴールできる可能性があり、フューエルリミテッドなサーキットではレースペースで有利になります。
ドライバーの体重を車重から除外
ドライバーが無理な減量をしないようにドライバーの体重が車重に含まれないようになりました。
体重が80kg以下のドライバーはウェイトを積んで、自分の体重+ウェイトで80kgにすることになります。
タイヤのコンパウンド名称簡潔化
2019年から、タイヤのコンパウンドは「ソフト」「ミディアム」「ハード」という3つの呼び方をされます。
ウルトラソフトやハイパーソフトといった呼び方はされなくなります。
タイヤのコンパウンド自体は5種類ありますので、モナコGPでのソフトと鈴鹿でのソフトは違うコンパウンドになります。