2017ベルギーGPが開催され、ハミルトンが優勝しました。
スタートダッシュを決めて7位まで順位を上げたアロンソでしたが、2周目から次々に抜かれて結局リタイア。
ホンダパワーユニットの貧弱さがまたしても露呈しました。
海外メディアによると、ホンダのパワーユニットは他のパワーユニットより80馬力劣っているとのことです。
つまり、軽自動車1台以上のエンジンパワーがホンダには足りていないということです。
デプロイの割り当てが違うとはいえ、メルセデスPUがバスストップシケイン手間で315km/h以上なのに対して、ホンダPUは305km/h程度。
フォース・インディアはダウンフォースを削っているため320km/hまで伸びます。
圧倒的なパワーのなさにより、セクター1だけで1秒近く遅いのがマクラーレンホンダです。
いとも簡単にストレートでオーバーテイクされるため、アロンソは「恥ずかしい。恥ずかしい」と無線。
さらに、「どうせこれテストだし他の車とのギャップなんてどうでもいい」とも。
これって2015年とそっくりな展開。
それだけホンダのパワーユニットは酷く、アロンソも我慢の限界といった感じでした。
レースペースではルノー対比で1秒遅く、とても勝負にならない。
ザウバーにすら負けるような遅さでした。
単純に馬力と回生エネルギーがない。
馬力がタイムに大きく影響するスパやモンツァのようなサーキットではホンダPUは足枷でしたかありません。
バンドーンのレースペースタイムも非常に遅かったです。
アロンソはリタイアした後にインタビューで「いつまで耐えられる?」と聞かれ、「選択肢は色々ある」と口を濁しましたが、「7レースちょっと」とも回答。
つまり、あと7レースしたら=今シーズンいっぱいでチームを移籍するのではないかと推測できます。
"So Fernando, how long can you put up with this?" #BelgianGP 🇧🇪 #F1 pic.twitter.com/iBjnWIp5Ou
— Formula 1 (@F1) 2017年8月27日
ただ、今回の有り様を見るとアロンソはホンダをそろそろ見限る頃でしょう。
ルノーがそこそこ速かったのでルノーに移籍することも視野に入れているかもしれないですし、ウィリアムズという選択肢もあります。
海外メディアは「ホンダのせいでアロンソは3年間を無駄にした」 と報じています。
とにかくアロンソはもうエンジンやパワーユニットで悩まされたくはないでしょう。
モナコやハンガリーを見ればわかるように、車はそこそこ速いわけです。
しかし、馬力がなさすぎる。
いくらアロンソでもストレートでは何もできません。
ただひたすら可哀想です。
バンドーンのように1年目とかなら別ですが、3年間も味わっているわけですから。