ハンガリーGPのスピードトラップの比較。
ボッタス メルセデス 311.5 km/h
オコン フォース・インディア メルセデス 307.7 km/h
パーマー ルノー 303.2 km/h
バンドーン マクラーレン・ホンダ 301.8 km/h
ハンガロリンクのストレートは非常に短いですが、それでもマクラーレンホンダは平均より5km/h以上遅いということで、エンジンパワーが100馬力近く足りないというのも頷ける感じです。トップからは10km/hも遅れてるというのは驚きです。
それでもマクラーレンの車自体の良さでなんとかカバーして中段争いを制したという感じでした。もしフェラーリやメルセデス並のエンジンが搭載されていれば、中段争いは頭一つ抜け出せたでしょう。
そう考えると残りのGPどうするんでしょうね・・・マクラーレン。もう今後実力でポイント取れそうなサーキットがないですが。
ここは最大ダウンフォースのセッティングですから、どのチームもトップスピードは全然出ません。
しかしセクター1だけ見ると、ストレート、さらに1コーナーからの短いストレート、そして2コーナーから4コーナーまでのほとんど全開の区間。その区間ではパワーの差がちょっと出ます。
モナコやハンガリーのような低速サーキットはパワーの差がタイムに出にくいですが、それ以外のサーキットは基本的にパワーがないとタイムが出ません。
そういう意味ではルノーもかなり頑張っている気がします。
バクーではストレートだけでメルセデスにだいぶ引き離されたフェラーリですが、ここのようなサーキットではそういった差も小さいですからかなりチャンスがあります。そして1-2フィニッシュというベストなリザルトでした。
逆にレッドブルはせっかくのチャンスを棒に振ってしまったわけですね。
次のベルギー、イタリアではパワーユニットの馬力の差が如実にあらわれるのでベンチマークとしてかなり参考になるでしょう。
それでは良い夏休みを。