今回はタイヤがかなり厳しいということで、コンペティションイエロー(松浦孝亮命名:Firestoneイエロー)が出ました。
ある程度走ると給油までにブリスターが出て危険だということでした。
つまり、タイヤ交換させるために何もなくても無理矢理イエローコーションを出すということです。
というトップ3でした。
当然ですが、ウィルパワーの嫁のペットボトルがベキベキに
序盤から荒れまくりで何度もイエローが出てました。
佐藤琢磨は痛恨のミスでクラッシュ
琢磨は終盤にトップ争いをしていましたが、ミスしてディクソンとクラッシュ。結局リタイアで10位でした。
インにタイヤを落としてコントロールを失ってディクソンと接触した形です。
あまりにももったいなかったし、ディクソンも可哀想な感じです。
残りたったの5周で琢磨はクラッシュですからね・・・
琢磨のマシンがインに落としすぎてボトミングして、リカバーしようにも外側にディクソンがいるので後はぶつかるだけだったという。
ディクソンはこれだけスペースをあけてくれていたので、10:0で琢磨のミスですね。
あれがなければ3位か4位でフィニッシュできていたでしょう。
実はマックス・チルトンも同じようにインにタイヤを落としていたんですが、彼はそこで減速して難を逃れていました。つまり無理は禁物ということ・・・
赤の線を見ると明らかなように、既にこの段階で早くターンインしすぎていることがわかります。
パワーの走行ラインと比較しても明らかに芝生の上を走ってしまいます。
4時間に及んだ長いレースでしたが、終始パワーは速かったです。
ディクソンもパワーを攻略できなかった。
アウト側からオーバーテイクするのがかなり難しく、パワーを常にイン側の理想的なライン走行していました。
ウィルパワーの強さの本領発揮というようなレースでした。
今回もシボレーよりホンダの方が良さそうでしたが、勝ったのはシボレー勢のウィルパワー。さすがペンスキーという感じですね。
カナーンは2台撃墜しペナルティをもらいましたが、車が良いだけにどんどん順位を上げて2位。
アロンソから電話
インディカー中継では、現地の実況にフェルナンド・アロンソから電話がありました。
アロンソはF1でカナダにいるため、時差がなく、電話出演というサービスがありました。
テレビでインディカーを観ていたようです。
「(ピットレーンでの)琢磨とエリオのアクシデントを見ちゃったよ」みたいな感じでした。
インディ500から続いた3連戦がこれで終了です。
ディクソンは今回リタイアしてしまったものの、依然としてランキングトップです。
2位がパジェノー、3位に佐藤琢磨です。
今回は終始ひやひやさせられましたし、クラッシュも多く、サバイバルレースとなりました。
色んな事がありましたが、最後の最後に佐藤琢磨のクラッシュで終わるという。。。
中盤で多重クラッシュがあったのもの、けが人がいなかったのは幸いでした