バーレーンGPはフェラーリ・ベッテルの劇的な勝利で幕を閉じ、ベッテルがここまで2勝でドライバーズチャンピオンシップの首位に立ちました。
しかし、次戦ロシアGPではフェラーリは簡単にはいきません。むしろメルセデスが有利です。
その理由は
- 攻撃性の低い路面
- 低い気温
- ストップアンドゴーのサーキット特性
です。
まず、パーマネントサーキットではないので路面のμが低く、タイヤが摩耗しにくいです。
さらにロシアなので気温も低め。
バーレーンでは気温が高く尚且つ路面の攻撃性がそれなりにあるということでフェラーリが決勝でなんとか勝ちを手にしましたが、ソチのサーキットではタイヤに熱が入れやすいメルセデスのマシンの方が強みがあります。
サーキットの特性を考えればタイヤのデグラデーションを気にすることも必要ない。
フェラーリはもしかしたらタイヤに熱がうまく入らずに苦戦する可能性があります。
また、高速コーナーがほとんどないストップアンドゴーのサーキットであるため、エンジンパワーがかなり影響してきます。
予選ではほぼ間違いなくメルセデスがポールポジションを取るでしょう。
フェラーリはスタートで上手いことメルセデスをかわすことができれば、タービュランスに弱いメルセデスですから、勝機があるかもしれないですが、厳しい戦いになるのは間違いありません。