2017 ベルギーGPの各チームの最高速やスピードトラップの計測比較です。
スピードトラップはオー・ルージュを駆け上がってすぐの所にあります。
チーム | ドライバー | パワーユニット | スピードトラップ速度 |
---|---|---|---|
フォース・インディア | オコン | メルセデス | 318.4 km/h |
メルセデス | ボッタス | メルセデス | 317.4 km/h |
フェラーリ | ベッテル | フェラーリ | 311.9 km/h |
ハース | マグヌッセン | フェラーリ | 311.5 km/h |
レッドブル | リカルド | ルノー | 307.8 km/h |
トロロッソ | サインツ | ルノー | 306.9 km/h |
ウィリアムズ | マッサ | メルセデス | 306.7 km/h |
ルノー | ヒュルケンベルグ | ルノー | 304.2 km/h |
マクラーレン | バンドーン | ホンダ | 303.5 km/h |
ザウバー | ウェーレイン | フェラーリ | 302.6 km/h |
スピードトラップがオー・ルージュの直後にあるため、DRSなしでオー・ルージュを登った後の速度がわかります。
今回フォース・インディアはドラッグを減らしストレート重視のセッティングに。
このためセクター1が異様に速かったですが、DRSなしで318km/hまで伸びるという驚異的な記録が。
しかしそれよりも驚きなのはメルセデスです。フォース・インディアのようにダウンフォースを減らしまくったわけでもないでしょうがフェラーリから5キロ以上もの差。
見事にパワーユニット順に並んだ感じです。
ウィリアムズはおそらくリアウィングを立ててダウンフォース多めのセッティングにしたのでしょう。ルノーはスピードトラップは低いですが、あれだけのタイムが出ていたわけで、パワー差を補えるだけのコーナリングスピードやブレーキングスタビリティがあったのでしょう。
しかしそれを考えてもメルセデスパワーユニットの力が存分に数字に出ています。
ホンダはパワー不足のため、バンドーンがアロンソにスリップストリームを与えて引っ張る作戦を取りました。これにより、アロンソは310km/hをスピードトラップで計測しましたが、トーありのデータなので参考になりません。
最高速ですがケメルストレートエンドで
フォース・インディアのペレスが342 km/h
メルセデスのボッタスが340 km/h
レッドブルのフェルスタッペンが330.1 km/h
マクラーレンのバンドーンが325 km/h
といった感じです。
坂を登った段階で既に310km/hなので、そこから30キロ近く加速するメルセデスパワーユニットに対して、フェラーリは20キロ強に留まっています。
ルノーパワーユニットもフェラーリに対してかなり差を詰めてきたように思えます。
一方でメルセデスはフェラーリやルノーを再び引き離したような印象すらあります。
メルセデスは1コーナーからケメルストレートエンドまでの全開区間で0.5秒近く他のチームを置き去りにするだけの馬力があります。
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