今回は雨絡みだったということで、どのセッションで出たタイムなのかを踏まえた上でスピードトラップの計測を比較しています。
なお、スピードトラップはハンガーストレートにあります。
Q2
マッサ ウィリアムズ 325.2 km/h
ボッタス メルセデス 322.9 km/h
ペレス フォース・インディア 321.7 km/h
フェルスタッペン レッドブル 320.9 km/h
クビアト トロロッソ 318.1 km/h
グロージャン ハース 316.4 km/h
Q1(インターミディエイト)
ハミルトン メルセデス 322.0 km/h
ストロール ウィリアムズ 313.9 km/h
リカルド レッドブル 305.7 km/h
ウェーレイン ザウバー 303.1 km/h
今回、Q1はインターミディエイトで走る車が多かったわけですが、Q1のウィリアムズのスピードトラップよりもQ2のマクラーレンのスピードトラップの方が遅いというのは衝撃的です。
今回メルセデスはかなりの速さを見せましたが、新しいエンジンの効果もかなりありそうな印象です。
ルノーもかなり健闘していましたが、まだメルセデスやフェラーリにはそれなりに大きな差をつけられています。
レッドブルは最終的には1秒以上もハミルトンに差をつけられてしまっていますが、これはやはり馬力の差ということでしょう。
それでもルノー勢のスピードトラップの速度はかなりのレベルまで来ています。
メルセデスPU勢のフォース・インディアをルノーのヒュルケンベルグが上回ったというのは今後がかなり楽しみな展開です。
パーマーが11位だったことからもルノーの好調さを感じます。
馬力の面でフェラーリに劣るルノーですから、それでルノーチームがハースより上というのはかなりの朗報です。
ご存知のようにシルバーストーンは馬力とダウンフォースの掛け算のサーキットです。
パワーがあってなおかつダウンフォースもつけられれば速い。
パワーだけあってもだめというのはウィリアムズの不調からも窺えます。逆にフォース・インディアにはメルセデスパワーだけでなく車自体の良さもあるということがわかります。
マクラーレンはダウンフォースはそれなりにある、しかしホンダエンジンのパワーがなさすぎるという感じですね。ストレートで10キロも遅いのは許容できないでしょう。もしメルセデスパワーユニットが載っていればあと0.8秒はゲインできるはず。