あの黄色コーナーストーンの罠っぷり。
最近では珍しく荒れた予選でしたが、メルセデスがしっかりと1-2を獲得しました。
ロズベルグは2番手でしたが、ギアボックス交換で5グリッド降格。
そして3番手はフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ。決勝はフロントローです。
予選Q3はウェット→ドライという複雑なコンディションで、後に走るほど速いタイムが出るという状況でした。
それを上手く活かせたのがヒュルケンベルグでした。かつてブラジルGPでポールポジション取ったのを思い出す強さを見せました。
最後にアタックしたジェンソン・バトンも5番手タイム。
マクラーレンはダウンフォースをつけてるようなので雨が振り続いてくれたほうがよかったかもしれないですね。
PROVISIONAL CLASSIFICATION: @LewisHamilton fastest, @HulkHulkenberg & @JensonButton star in P3 and P5 #AustrianGP pic.twitter.com/AC1zeJDsxX
— Formula 1 (@F1) 2016年7月2日
ドライだとフェラーリは速かったですが、やはり絶対的なダウンフォース量がメルセデスやレッドブルより少ないこともあって、ウェットになるとどうもフェラーリは苦戦しますね。
それでもベッテルが4番手ですが、ギアボックス交換で5グリッド降格です。
同様にウィリアムズもウェットコンディションになるとガクッと遅くなる。
タイミングが悪かったのはレッドブルで、あの車ならウェットで速いはずですが、リカルド7番手、フェルスタッペン9番手とふるわず。
本当にアタックのタイミングが全てを決めるQ3でした。
そういう混沌とした中でしっかりタイムを出すメルセデスはやっぱり強いなと・・・
そして今回、密かに大健闘を見せたのがマノーのウェーレインでしょう。
なんと12番手タイム。
運良くではなく、きっちりとタイムを出してQ1を突破しました。
このサーキットはコーナーが少ないこともあって、マノーのマシンが下位グループではかなりの強さがありました。
Singing in the rain. Q2. #AustrianGP 😆 pic.twitter.com/hSWxmTpJxp
— Manor Racing (@ManorRacing) 2016年7月2日
目まぐるしく順位が入れ替わる面白い予選でした。
トロロッソはクビアトがクラッシュし、サインツはターボのトラブルか何かで白煙噴いてストップ。散々な予選に。
とりあえず、大クラッシュしたクビアトが無事で良かった。
明日の決勝ですが、ポールのハミルトンがウルトラソフトであるのに対して、フェラーリ2台とレッドブル2台がスーパーソフトでスタートするというのが注目です。
ドライだとウルトラソフトはパフォーマンスに苦しみそうです。フリー走行ではブリスターも出てました。
スーパーソフトスタートの方が有利です。
ハミルトンはスタートで1位を死守すれば、ポール・トゥ・ウィンもありそうですが、2位以下は本当にわからなくなりそうです。
ところで、西岡アナウンサー、フジの実況陣の中では結構良い実況しますね。