C'mon Ricciardo!!
F1 第6戦モナコグランプリの予選が行われ、レッドブルのダニエル・リカルドが自身初となるポールポジションを獲得しました。
BREAKING: @danielricciardo claims a sensational pole at the #MonacoGP! Rosberg 2nd, Hamilton 3rd pic.twitter.com/Gd7P2J6gP5
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2番手はロズベルグ。
Q3でトラブルが出たもののなんとかタイムを出したハミルトンが3番手。
PROVISIONAL CLASSIFICATION: END OF #QUALI #MonacoGP 🇲🇨 #F1 pic.twitter.com/Of7F3Ep4pe
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レッドブルは今週末調子が良かったですが、リカルドの鬼神のような走りで1分13秒622という驚異的なタイム。
メルセデスも13秒台で速かったものの、それより速かったリカルド。
リカルドは今回新しいルノーパワーユニットを搭載しており、その分のゲインもありますが、それ以上にレッドブルのマシンのポテンシャルの高さがわかる予選でした。
残念なのはフェルスタッペン。
スペインで優勝したフェルスタッペンですが、Q1でクラッシュ。15コーナーでぶつけてそのまま16コーナーを曲がりきれず。
"Are you ok, Max?"
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"Yeah, I'm ok"#MonacoGP pic.twitter.com/pjEKnI5OrP
レッドブルの調子が良いだけに残念すぎるクラッシュでした。
またしてもトラブルに見舞われるハミルトン・・・。今年はなぜこれほどついてないのか。
そしてサプライズはフォース・インディア。
ヒュルケンベルグが5番手。
ここで速いということはダウンフォースが出ているということですから、今後にも期待できるでしょう。
一方でフェラーリはちょっと残念な結果に。
この短いサーキットでもメルセデスから0.5秒の遅れ。
これで今シーズン、レッドブル>フェラーリとなってしまう可能性が高まりそうですが、モナコのような低速サーキットではメルセデスはもちろんレッドブルにも遠く及ばないことが露呈してしまいました。
ただしそれは一発のタイムの話・・・。
決勝のフェラーリのペースはどうなのか。メルセデスについていけるのか。
今回リカルドは単にポールポジションを獲得しただけではありません。
Q2でスーパーソフトタイヤでアタック。
これにより、決勝スタートはスーパーソフトを履けることになりました。
つまり、例えメルセデスのペースが良くても前で蓋をしてメルセデスに先にタイヤ交換させるのが容易になりました。
スーパーソフトなら半分以上は楽にもちますから戦略的な幅の広さもあります。
リカルド・・・モナコを取るチャンスは十分すぎるほどあります。あとはスタートだけ。
中段以下に目を向けると、予想通りウィリアムズは苦戦しました。
フォース・インディアには遠く及ばず。
低速サーキットでは駄目ですね・・・。次のカナダで挽回でしょう。
そして「あれれ」なマクラーレン。
アロンソがQ3進出はしたものの特殊なサーキットのモナコでも定位置の真ん中。
パワーがあまり重要ではないモナコでこの位置ということは、マクラーレンのシャシーあるいはホンダPUのドライバビリティ、車の全体的なパッケージングは「微妙」の一言。
バトンは新チームであるハースのグティエレスに負ける始末。
マクラーレンのセクタータイムを見ると、どのセクターでもあまり速くない。
パワーユニットの悪さだけでなく、車自体のポテンシャルも大して高くないことがわかってしまったマクラーレンでした。
今後のカナダやオーストリアなんかはパワーサーキットですから、ちょっと絶望的ですね。