1年に1度の木曜日のフリー走行です。
今年もやってきましたモナコグランプリ。
FP1では排水口の蓋が外れて、それがバトンのフロントウィングを破壊するというハプニングがありました。
また、新人ドライバーやダウンフォースの少ない車がモナコの洗礼を浴び、クラッシュしまくってました。
今回、初めて「ウルトラソフトタイヤ」が持ち込まれました。
スーパーソフトより柔らかいタイヤです。
そんなこともあってフリー走行2回目で既に昨年の予選のポールタイムを上回りました。
メルセデスがまだ予選に向けて実力を隠している可能性はあるものの
になりそうです。
PROVISIONAL CLASSIFICATION: END OF #FP2 #MonacoGP #F1 pic.twitter.com/ReAZE8NPOO
— Formula 1 (@F1) 2016年5月26日
FP2ではリカルドがメルセデスを突き放すタイムで1番手タイム。
レッドブルのリカルドのマシンには新しいルノーパワーユニットが搭載されており、これがかなり良さそうです。この短いサーキットでも0.2秒くらいはゲインがある模様。
フリー走行にも関わらず、リカルドは凄まじい走りをしていました。
車を振り回してるんだけど動きは安定していました。
一方でフェラーリは一発のタイムでは苦戦。
スピンしたりガードレールに接触したりと車が不安定でした。
トロロッソに勝てるのか怪しい感じですが、土曜に修正できるのか注目されます。
フリー走行でトロロッソはフェラーリと互角以上の速さを発揮しています。
さすがにメルセデスやレッドブルには敵わないものの、確実にポイントを獲得できる位置にいます。
メルセデス・レッドブル・トロロッソ・フェラーリ・フォースインディア
今のところこの5チームがポイント圏内という印象です。
特殊なサーキットだけに車の特性が大きくタイムに影響します。
ウィリアムズは相変わらずダウンフォース不足のためここでは下位に沈んでいます。
フォース・インディアの方がウィリアムズよりも速い。
モナコで速いということは車のスタビリティや中低速のコーナリング、回頭性が優れているということですから、そういった面も見えてきます。
ウルトラソフトタイヤですが、かなりもってしまいそうな予感。
すなわち、1ストップ作戦が主流になるのではないかと予想されます。
日曜の天候が怪しいので、雨だとまた面白いことになりそうですが、曇りだとタイヤの面では少し退屈かもしれません。
ロズベルグがまたしてもモナコで勝利するのか、それともハミルトンが一矢報いるのか、あるいはリカルドがくるのか。
予選の見どころはそのあたりです。
路面も汚いし・・・。
常にイエローフラッグ出ている感じ。