スペイングランプリの予選が行われました。
2位はロズベルグ、3位にはリカルド。
PROVISIONAL CLASSIFICATION: END OF QUALIFYING
— Formula 1 (@F1) 2016年5月14日
HAM roars back and RIC still top dog at Red Bull#SpanishGP #Quali pic.twitter.com/zK6kUZd3dH
ダウンフォースや足回りが重要なサーキットですのでレッドブルも来るだろうと予想していましたが、まさかフェラーリがここまでメルセデスから離されてしまうとは。
今回の予選結果を見せられてしまうと、正直フェラーリが今年優勝できるグランプリって1回あるのかどうかという気がしてきました。
メルセデスのW07が本当に強い、速い。
そして驚きのレッドブル。
フェルスタッペンもフェラーリより速いタイムと大健闘。
リカルドはなんとロズベルグから0.4秒遅れの3番手タイム。
これまではパワーサーキットばかりでしたが、今回はレッドブルのコーナリングの速さがしっかりタイムに表れました。
メルセデスから大きく遅れてるのはストレート区間くらいでしょう。
一方で、どうしたフェラーリ?
路面温度とソフトタイヤに苦戦したのでしょうか。
2台共にレッドブルの後塵を拝する結果に。
1周1分20秒ちょっとのサーキットで1.3秒もトップから離されてしまったベッテル。
カナダGPではレッドブルのパワーユニットが大幅アップデートされる予定です。
アップデートが成功すればレッドブル>フェラーリとなってしまう予感が・・・。
決勝でのレースペースに期待したいところですが、ちょっとメルセデスには敵いそうにないかもしれません。メルセデスはソフトタイヤでのロングランのペースが非常に良かった。
今回、もう一人の主役はマックス・フェルスタッペンでしょう。
レッドブルに来たばかりでしたが、Q2ではリカルドを上回るタイムを出しました。
Q3ではリカルドがさすがの走りをしましたが、フェルスタッペンはかなり魅せてくれるドライバーという印象で、今後のグランプリも楽しみになってきました。
ウィリアムズはフォース・インディアと0.2秒しか変わりませんから、こういったダウンフォースも必要になるサーキットだと少し不利なのかもしれません。
パワーサーキットだとかなり速いウィリアムズですが、中低速区間は苦手なのでしょう。
今回、各チームがアップデートを持ち込んできました。
個人的にアップデートが上手くいったと思えるのはフォース・インディアとルノーだと思います。
フォース・インディアは前戦まではどうも調子が上がらなかったですが、今回はペレスが8番手タイムを出しましたし、パワーサーキットでメルセデスPUの優位でというわけではないカタロニア・サーキットでその結果が出たというのは大きいですね。
また、ルノーはこれまでザウバーの上くらいという感じでしたが、中段グループにしっかりと入ってこられるようになったのかもしれません。カナダGPでのPUアップデートに期待したいところです。
しかし、セクタータイムを見るとストレートのあるセクター1で遅れを取り、低速区間のセクター3で挽回するという形。
つまり、パワーユニットが足を引っ張っているのが如実に出ているわけです。
そんな中でQ3進出は見事でした。