メルセデス圧倒的だったな・・・。というのが率直な感想。
ロズベルグは開幕から4連勝。
PROVISIONAL CLASSIFICATION (end of race) #RussianGP 🇷🇺 pic.twitter.com/MnURi7zhqW
— Formula 1 (@F1) 2016年5月1日
ベッテルが1周目でクビアトに追突されてリタイアしたのは残念すぎましたが、それ以上にメルセデスはどうにもならないくらい速かったです。
ロズベルグはここ4戦本当に楽なレースをさせてもらっていて、43ポイントも引き離してランキング1位を独走です。
やはりこのサーキットは燃費に厳しく、フェラーリパワーユニットですらまだ燃費走行が必要。
メルセデスパワーユニットの方が燃費は優れてますから、その部分でも有利でした。
特にセクター2のストレートではライコネンはボッタスやハミルトンにちょっとついていけてない感じでした。
一方でウィリアムズも速かったんですが、タイヤに厳しい車ということもあってフェラーリほどのペースはなかったようです。
そして10番手スタートだったハミルトンは1周目で一気に5位まで浮上。
その後は速いペースでどんどん追い上げて、途中ボッタスに引っかかりましたが、ピットストップで楽々前に。
結果、ロズベルグ、ハミルトン、ライコネンという順位になりました。
レッドブルは1周目で2台ともダメージ。
ミディアムタイヤで最後まで走る戦略に出ましたが、これが失敗。
ミディアムのペースが遅く、結局ポイント圏内までカムバックすることはできませんでした。
今回、最も得をしたのはアロンソとマグヌッセン。
マクラーレンはウィリアムズからは1周1秒遅いペースで、トロ・ロッソよりも1周0.5秒ほど遅かったのですが、フェルスタッペンがトラブルでリタイア。サインツはペナルティ。
さらにフォース・インディアも1周目の事故でヒュルケンベルグがリタイアし、ペレスもタイヤをソフトに履き替え後ろに下がりました。
本来、マクラーレンとルノーは6位7位に入るだけの速さはないわけですが、レッドブル、フォース・インディア、トロ・ロッソの3チームが後ろに下がり、尚且つグロージャンが蓋をしてくれたおかげでポイントを手にしました。
バトンもぎりぎり10位。終盤のペースは良かったですが、グロージャン以下がDRSトレイン状態で結構タイムを失ってしまった印象。
本来であればバトンはマグヌッセンより前にいてもおかしくありません。(ペレスが抜ければですが)
アロンソは終盤に1周だけかなり速いラップで走りましたが、それは燃費のことを考えないで1周だけ走った時のタイムだそうです。
つまり、ホンダPUの燃費がもっと良ければレースでももっと速く走れるということです・・・。
ペレスがグロージャンを抜けなかったのは意外でした。
ハースがストレート速いのか、フォース・インディアの立ち上がりが悪いのかわかりませんが、このサーキットであまり調子の良くなかったグロージャンの8位も驚きです。
今回はタイヤのデグラデーションが少ないこともあって、ピットストップが少ないレースでしたが、1周目の事故がかなり命運を分けた形になりました。
それでも、ロズベルグは悠々とトップを快走して、何のプレッシャーもなく優勝25ポイント。この人今年かなりついてます。
このサーキットはなかなか面白いコーナーが多いです。
ストレートから2コーナーに進入して、345という超高速コーナー。
8コーナーくらいまでバトルが続きます。
また、ハイスピードでコーナーリングしながらのターン14での急減速はなかなかオーバーテイクが難しい。
さて、次戦はついにスペインGPです。
スペインGPではマシンの総合力が試されます。
各チームがアップデートを持ち込んでくることが予想されます。
レッドブルはスペインならロシアほどは苦戦しないでしょう。