ページが表示できません

正規のアクセスではないかJavascriptが無効になっている可能性があります
ブラウザの設定でJavascriptを有効化してください



2016 WEC 開幕戦 シルバーストーン6時間レース 蓋を開けてみれば遅かったトヨタ、失格のアウディ

世界耐久選手権、WECが開幕です。

今回はLMP1に絞って感想を書きます。

 

フロントローを独占したアウディでしたが、ポルシェの1号車が凄まじいペースでアウディに迫り、やっぱりポルシェ今年も速いなという雰囲気が漂います。

そしてついにトップのアウディオーバーテイク

1号車がぐんぐん引き離しました。 

 

 

これでもうポルシェ圧勝か?と思ったその時、ポルシェ1号車がGTカーのポルシェと接触して大クラッシュ。

レースを終えます。

 

ここから、アウディVSポルシェ2号車という戦いが始まります。

 

勝負にならないトヨタTS050

一方トヨタは・・・1周1秒以上遅く、あっという間に見えなくなりました。つまり、アウディやポルシェからどんどん離されたわけです。

確かに昨年よりはマシですが、それでもシルバーストーンでトップ争いできる力はなかったようです。

 

トヨタに言わせると、自分たちのマシンはドラッグが少なく、ル・マン24時間レースで勝つための車なのでシルバーストーンは不利だそうです。

 

ポルシェは昨年の改良型ながらコーナーでもストレートでも速い車です。

アウディは昨年から大きく変えてきて、フォーミュラカーのようなハイノーズで、とてもLMP1には見えないフロントのゴツさが特徴。「変形しそう」な感じ。

アウディはコーナーが非常に速いです。

 

逆にトヨタはコーナーが遅い。

今回は当然、全てのマシンがハイダウンフォース仕様のボディーワークを選択しています。

 

シルバーストーンはパワーは当然として、マゴッツ・ベケッツ・チャペル、さらにはコプス、ストウといったハイスピードコーナーだらけですので、ダウンフォースもペースに直結します。

 

トヨタの言い分ではここは自分たちのマシンには不利だからということですが、正直ここまで離されるとル・マンでもコーナーで離されるんじゃないのかという気がしてなりません。

 

アウディ8号車の停止とトヨタ5号車のパンク

トヨタを引き離していたアウディ8号車でしたが、レース中盤でコース上にストップ。

トラブルでそのままリタイアでした。

アウディは開幕前からこの問題を抱えていたようで、開幕戦でもそれが出てしまった形です。

 

そして中嶋一貴らがドライブするトヨタ5号車ですが、リアタイヤがパンク。

パンクしたままピットに戻る途中でタイヤが破裂し、カウルを破壊。

どうにかピットに戻りましたが無残な姿に。

それでも修理してなんとか復活・・・。

 

アウディVSポルシェ

これにより、3チームとも1台が何らかの問題を抱えて戦線離脱しました。

そしてレース終盤、アウディ7号車とポルシェ2号車が直接対決の形に。

ポルシェが追い上げ、これは追いつくかと思われましたが、ポルシェのミスもあってアウディが逃げ切り。

アウディが1位フィニッシュ。

 

アウディ失格

と思いきや・・・。

アウディ7号車に規定違反が発覚。

スキッドブロッグの厚さが足りなかったとのこと。

 

これでトップ3がなんと

1位 ポルシェ 2号車

2位 トヨタ 6号車

3位 リベリオン 13号車

となりました。

 

なんということだ・・・。

 

速かったポルシェ

一見、予選でも決勝でもアウディがポルシェとがっぷり四つという感じですが、実際はポルシェ1号車がクラッシュしなければ圧勝していた可能性があります。

それほどポルシェはシルバーストーンで速かった。

 

もちろん全チームの目標はル・マン24時間レースの勝利。

 

次戦のスパ・フランコルシャンル・マンを占うレースになるはずです。

 

トヨタが言うシルバーストーンは不利という言葉が本当なのか、それとも単純にポルシェやアウディと比較して遅い車なのか、スパでわかることでしょう。

 

 

ル・マン24時間レース2015 BD版 [Blu-ray]

ル・マン24時間レース2015 BD版 [Blu-ray]

 

 

An arrow can only be shot by pulling it backwards