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2016年 インディカー 第3戦 ロングビーチ

前戦でホンダのエアロがオーバルで弱いということが判明しましたが、今回は伝統の市街地サーキット、ロングビーチです。

 

三行で説明すると
  • フルコースイエローがない珍しいレース
  • 気づいたらピットストップでパジェノーがトップに
  • 佐藤琢磨奮闘で5位。ホンダ最上位。

 

予選では上位6台がシボレーエアロ・エンジンを使うペンスキーとチップ・ガナッシが占めました。

ホンダ勢はヒンチクリフが7番手、佐藤琢磨が8番手。

ポールポジションペンスキーエリオ・カストロネベスでした。

 

決勝レースはインディカーでは珍しく、大きな接触も事故もなく淡々と進みました。

やはり今のインディカーのボディーワークが影響しているのか、このサーキットでは全くと言っていいほどオーバーテイクができない。

レースでもオーバーテイクがほとんど見られず、ピットストップが命運をわける形に。

 

ホンダ勢はヒンチクリフと琢磨の2台は上位勢についていけるペースで、中盤あたりでもトップから8位あたりまでは接近していました。

 

ピットストップで順位が大きく変わり、カストロネベスの前にパジェノーとディクソンが出ました。

スコット・ディクソンかとおもいきやパジェナウがトップに。

ピットストップを遅らせて前に出る、いわゆる「オーバーカット」が成功したわけです。インディカーは給油もありますからオーバーカットは確かに効くかも。

 

さらに佐藤琢磨も6位まで浮上します。

その後、琢磨がトニー・カナーンオーバーテイク

懸念されていたブラックタイヤでもペースは速く、どんどん前に追いつきます。

最終スティントはレッドタイヤを履いた琢磨でしたが、パジェノー、モントーヤ、琢磨とトレイン状態になりオーバーテイクができず、本来のペースで走れません。

 

上位でも結局動きは少なく

シモン・パジェノーがディクソンに抜かれることなく優勝。

3位はカストロネベス

4位モントーヤ

5位が佐藤琢磨でした。

 

今回、佐藤琢磨選手のペースはカストロネベスやモントーヤを上回っていました。

そう考えると、こういった市街地サーキットやロードコースではホンダでもなんとかシボレーに喰らいつけるという感じでしょうか。

それとも単にAJ Foyt Racingのセットアップが良かったのか、琢磨がここを得意としているのか、はたまたペンスキーとチップ・ガナッシが強いのかわかりません。

 

今回のレースはディクソンがパジェノーを追い回していたものの、結局オーバーテイクできなかったように、相当なトラクションの差がないとオーバーテイクができない印象でした。

 

次戦はもう来週で、アラバマグランプリ。ここはロードコースなのでもうちょっとシボレーとホンダのパフォーマンスを見たいところです。

 

琢磨はこれで総合ランキング6位に浮上しました

リーダーはシモン・パジェノーです。

 

今日のレースなんか見てると、琢磨選手はホンダ勢では最上位を走り、そしてペンスキーやチップガナッシといった強豪チームに挑んでいたわけです。オーバーテイクも見せた。

こういう姿がAJフォイト御大はもちろん、チームのメンバーやHPDを鼓舞するわけで、チーム内での評価もさらに上がったと思います。

 

 

 

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