インディカーで史上稀に見る異常事態が起こりました。
4月1日に行われた予選で、1位から10位までをシボレーのエアロ/エンジンを使っているチームが独占。
ホンダのエアロ/エンジンを使っているチームが全て下位に沈み、真ん中より上はシボレー、真ん中より下はホンダというとんでもないことに。
昨年、ホンダよりシボレーの方が圧倒的に速かったため、今年のエアロ開発ではシボレーがホンダにお情けで開発を許し、ロードコースではタイム的に接近しました。
しかし、オーバルコースのフェニックスGPの予選で、この異常事態が起きました。
シボレーに対しホンダエアロ/エンジンがとてつもなく遅い
1位のエリオ・カストロネベスの予選タイムが38秒2604に対し、
ホンダ最上位のマルコ・アンドレッティは38秒9188
短いオーバルコースでこの差です。
笑うしかない予選結果。
予選結果
1. (3) Helio Castroneves, Chevrolet, 192.324
2. (10) Tony Kanaan, Chevrolet, 191.511
3. (2) Juan Pablo Montoya, Chevrolet, 191.366
4. (83) Charlie Kimball, Chevrolet, 191.220
5. (20) Ed Carpenter, Chevrolet, 190.780
6. (9) Scott Dixon, Chevrolet, 190.376
7. (21) Josef Newgarden, Chevrolet, 190.094
8. (8) Max Chilton, Chevrolet, 189.972
9. (12) Will Power, Chevrolet, 189.749
10. (22) Simon Pagenaud, Chevrolet, 189.654
11. (27) Marco Andretti, Honda, 189.071
12. (28) Ryan Hunter-Reay, Honda, 188.966
13. (7) Mikhail Aleshin, Honda, 187.998
14. (98) Alexander Rossi, Honda, 186.939
15. (11) Sebastien Bourdais, Chevrolet, 186.544
16. (19) Luca Filippi, Honda, 185.814
17. (41) Jack Hawksworth, Honda, 185.046
18. (18) Conor Daly, Honda, 184.261
19. (15) Graham Rahal, Honda, 179.770
20. (14) Takuma Sato, Honda, no speed
21. (26) Carlos Munoz, Honda, no speed
22. (5) James Hinchcliffe, Honda, no speed
シボレーに許しを得て新エアロにしたホンダはなんだったのか・・・。
これもう来年は全チームシボレーになってもおかしくない。
レースで取り戻すことは・・・多分無理。
マシンの性能が接近してるからこそ面白いインディカーでこれは酷すぎますね。
ちなみに佐藤琢磨選手ですが、大クラッシュして予選20位。