世界耐久選手権のプレシーズンテストが、フランスのポール・リカール・サーキットで行われました。
2日間のテストの両方共ポルシェがトップタイムを記録。
1号車 ポルシェ 1:37.445
2号車 ポルシェ 1:37.485
5号車 トヨタ 1:38.273
7号車 アウディ 1:38.827
2016年は全体的に車のスピードを抑える方向でレギュレーションが変更されました。
燃料流量制限や回生エネルギーの制限、1周あたりの総エネルギー量の減少などです。
にもかかわらず、ポルシェのタイムが1分37秒台中盤。
今回のテストの最速ラップではトヨタとアウディをかなり引き離しました。
トヨタは初日はル・マン仕様のエアロで、2日目はハイダウンフォース仕様でしたが、1秒近く離されています。
一概に比較は出来ませんが、チームは自分たちの位置はある程度見えていることでしょう。
ロングランペースを細かく見ていないのでなんとも言えないのですが、ちょっとこのポルシェのタイムは驚きました。
耐久レースなのでロングランペースが重要ではあるんですけど。
トヨタも昨年よりはかなり良くなってると思います。
ポール・リカールでのタイムはこれだけ見ても参考にはならないので、今回のテストで得られたデータを持ち帰ってマシンの開発に繋げてその結果、サルトサーキットでとにかく勝てるマシンになってればいいんですけど。
今回のプロローグ2016を見る限り、信頼性面でもトヨタとアウディよりポルシェという感じがしてます。
開幕戦のシルバーストーンでどういう結果になるのか楽しみです。
2014年はテストではポルシェが圧倒しましたが、フタを開けてみればトヨタが速かったわけですから、何があるかわかりませんね。
昨年のようにポルシェ圧勝にはなってほしくないですが・・・
LMP1クラス以外の注目ポイントだと、LMP2にF1にも参戦しているマノーレーシングが加わり、かなりの接戦が予想されます。
また、GTE ProクラスにはフォードGTがチップ・ガナッシ・レーシングとして出場。
フェラーリが488 GTEでエントリーするあたりも注目です。