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2016 F1 第10戦 イギリスGP 決勝感想。ハミルトンのためのGP

決勝直前に雨が降るという演出・・・

 

ウェットでセーフティーカースタート。

セーフティーカー先導が終了してレース再開直後に多くのドライバーがタイヤをインターミディエイトに交換するためにピットインしましたが、これが裏目に。

 

結局、タイヤ交換をせずにステイアウトしたメルセデス勢、レッドブル勢、フォース・インディア勢が正解でした。

 

ロズベルグは雨苦手なんでしょうね・・・

ハミルトンに置いて行かれるし、フェルスタッペンにオーバーテイクされるし。

 

フェルスタッペンはまたしても見せてくれましたね。

ベケッツだったか、チャペルだったか、ロズベルグを華麗にオーバーテイク

最終的にはドライになってロズベルグに再び抜かれますが、フェルスタッペンはあの若さで今シーズンレッドブルに途中からやってきたことを考えると、本当に凄まじいドライバーです。

 

雨だと本当に速いですねレッドブルメルセデスよりも速くなる・・・

ドライだとパワーユニットの差が出てしまってメルセデスに分があります。

 

優勝は余裕のルイス・ハミルトン

終盤は完全にペースコントロールをして危なげない走りでした。

 

 

 

ロズベルグは終盤、ギアのトラブルが出ましたが、ピットからの指示でこれを解決。なんとか2位を死守。

しかしこれがレース後審議に・・・

ドライバーを手助けするような無線は禁止されているので。

 

ロズベルグに10秒ペナルティ

 フェルスタッペンが2位に浮上。ロズベルグは3位。

 

そういえば前回の接触があったためか、「ニコ、気をつけろ。この先にはコーナーがあるぞ。曲がるのを忘れないように!」というバナーが観客席に貼ってありました。

 

今回のイギリスGPは、徐々に乾いていく中で、少しでもレコードラインを外せばコントロールを失いかけるというスリリングな展開が見られました。

中段はかなり白熱してましたが、オーバーテイクしようにも、レコードラインを外せないのでなかなか抜きあぐねるというシーンが多かったです。

 

  

一方、フェラーリはあまりにも失望感が大きい。

レッドブルフェラーリとなってきた印象です。

もちろん、パワーユニットだけならフェラーリの方がレッドブルより上ですけど、ダウンフォースやメカニカルグリップでは明らかにレッドブルが上ですから、今シーズンはレッドブルコンストラクターズで負けるんじゃないかという気がしてきました。

 

 

しかしまあピレリタイヤ・・・

崖を作ったけど崖が来ても全然走れるミディアムって。

結局最後の方でも35秒台の速いタイム出てましたから、今後1ストップばかりになると退屈ですねえ。

 

 そういえば今回のレースで、ファステストタイムはロズベルグの1分35秒548でしたが、次に速かったのがアロンソで1分35秒669でした。

おそらく、アロンソはスピンして順位を落とした後にタイヤを交換し、そのタイヤでなおかつ燃費走行をせずに1周アタックしてファステストを狙ったのでしょう。

リカルドが終盤にソフトで1分36秒013を出しましたが、それよりも速かったというのは結構驚きです。

ホンダはイギリスGPで吸気系のアップデートをトークンを使って行ったようで、MGU-Hでの回生が少し改善されたみたいです。

2016 F1 イギリスGP予選のスピードトラップ 速度比較

 

予選時スピードトラップ

メルセデス 329.1 km/h

フェラーリ 328.0 km/h

マノー(メルセデス) 327.9 km/h

ハース(フェラーリ) 324.7 km/h

ウィリアムズ(メルセデス) 324.2 km/h

トロロッソ(フェラーリ型落ち) 324.1 km/h

ザウバー(フェラーリ) 323.5 km/h

フォース・インディア(メルセデス) 323.5 km/h

レッドブル(ルノー) 322.3 km/h

ルノー 318.6 km/h

マクラーレン(ホンダ) 316.5 km/h

 

※()内はパワーユニット

いずれも2台のうち速い方

 

スピードトラップはハンガーストレートエンドに設けられています。

 

チャペルのコーナリングスピードも影響しているため、メルセデスPU勢でもメルセデスワークスが圧倒的な速度を記録しています。

同じことがフェラーリにも言えます。

 

今回はハッキリとパワーユニットの差がわかったスピードトラップでした。

 DRS使ってこれですから、DRSが使えない場所の加速の差というのは相当大きいですね。

2016 F1 第10戦 イギリスGP 予選。盤石のメルセデス

イギリスGP

ルイス・ハミルトンポールポジション獲得です。

2番手にロズベルグ

3番手はフェルスタッペン。

 

 

 

フリー走行から予選を通してハミルトンが強さを見せました。

また、メルセデスの2台が他のチームを置き去りにする強さを見せつけました。

 

ハミルトンはQ3で1回タイムを取り消されましたが、次のアタックでロズベルグを上回る圧巻の走りでした。

ハミルトンとフェルスタッペンのタイム差は約1秒。

 

このサーキットはパワー・ダウンフォース・メカニカルグリップ全て必要で、総合力が試されます。

シルバーストーンでこれだけの差が出たということは、今シーズンのメルセデスも総合力では他チームを圧倒する強さがあるのを証明したことになります。

 

オーストリアで、ルノーPUはメルセデスPUに対して50馬力足りないとか噂されていましたが、それがこのタイム差なんでしょうかね。

それでもメルセデスの足回り、メカニカルグリップの良さは凄まじいです。

 

逆に5番手6番手に沈んだフェラーリ

またしてもベッテルにギアボックストラブル。5グリッド降格です。

ダウンフォース不足は指摘されていましたが、メルセデスから1.5秒以上離されているのは痛すぎる・・・

 

ここでウィリアムズが以前のような強さを発揮できないということを考えると、ルノーフェラーリのパワーユニットの進歩を感じられますし、ウィリアムズのダウンフォース不足も実感します。

 

逆に言えば、メルセデスが本当に容赦ないということですね・・・

 

 

9番手に入ったサインツは見事でしたが、そろそろシーズン中盤を迎えて「1年落ちのフェラーリパワーユニット」という不利が出てきた感じです。

 

 

フリー走行のロングランでは、メルセデスが圧倒的に速かったですが、表彰台3位の有力候補レッドブルになりそうです。

フェラーリが迫れるかどうか。

雨が降ったら面白そうですが、日曜の降水確率は20%くらいですね。

 

メルセデスチームオーダーですが、どちらかに何かトラブル等があったら出すということだそうですね。

一応ハミルトンとロズベルグの勝負は許されている模様。

 

ハミルトンがスタートに成功すればポール・トゥ・ウィンか。

 

 

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